赤膚焼　古瀬堯三造　茶碗（共箱）

古瀬堯三（ふるせぎょうぞう） 古瀬尭三窯（ふるせ　ぎょうぞう　現在７代目）の歴史は、赤膚焼の祖と呼ばれる古瀬治兵衛（ふるせ　じへい）により１７８１年に始まる。郡山城主柳沢尭山（ぎょうざん）候が、京都より治兵衛を郡山藩の御用窯、赤膚焼を再興させるという事で招かれたのが始まり。 治兵衛は、五条山は赤膚山に入山し独自の技術を活かし赤膚焼を発展させる。 現在は7代目が活躍中。 近代の作品では絵付作品や、灰釉、白釉の伝統的な赤膚作品を展開し、生活食器～茶陶まで幅広く制作を行う。 歴代統一の｢赤膚山｣の陶印を使用しているため、何代尭三の作品なのかは時代的な観点や、微妙に違う作域からでしか判断は難しく、困難を極める。